痙攣性便秘とは?
「痙攣性便秘」という便秘の名称を聞いたことがあるでしょうか?便秘と言っても原因や症状によっていくつかの種類分けが出来ます。痙攣性便秘は、名前の通り腸が痙攣を起こすことで、正常な機能を果たせなくなることで起こる便秘を指します。
便意はあるのに、便が出ない、うさぎのフンのようなコロコロした便や細い便が出るという特徴があります。
痙攣性便秘が起こる一番の原因は精神的なストレスです。私たちの体には、自分の意思と無関係に働く「自律神経」という神経があります。脳や体を活動しやすい状態にしてくれる「交感神経」とリラックスしているときに働く「副交感神経」の2つを自律神経と言います。腸が正常に働くのは、副交感神経が優位に働いているときです。
常にストレスにさらされたり、緊張状態が続いたり、睡眠不足が続いたりすると、交感神経の働きが優位な状態が続き、腸の正常な活動が止まって、痙攣を起こし、便秘になってしまいます。腸が痙攣を起こすと、便を体外に排出させるための「ぜん動運動」が行われなくなってしまうのです。また、腸の一部が痙攣によって狭くなり、便が腸の中を移動できなくなってしまいます。
便秘は女性に多いものと考えられがちですが、痙攣性便秘は男性にも多く見受けられます。通常の便秘とは原因が異なるため、通常の便秘を解消する方法では中々解消されません。痙攣性便秘が疑われるときは、心身ともにゆっくりできる環境作りが必要となるでしょう。
痙攣性便秘の症状
痙攣性便秘は、腸の痙攣によりぜん動運動が停止するため、起こる便秘なので、腹部のハリや腹痛、不快感を伴うことが多いでしょう。痙攣性便秘は、便秘と下痢を繰り返すという特徴があります。そのため、数日便秘の症状があった後で下痢になることもあるでしょう。
便意はあるのですが、うさぎのフンのようなコロコロ状で、残便感があり、下腹部に激痛が走ります。腸の中が痙攣により、極端に細くなっている部分があるため便の排出が正常に行われずコロコロ状になったり、残便感を感じたりするのです。残便感を感じるときには、腸の活動が止まっていますが、下痢になるときは腸の活動が活発になっています。
便の水分が腸に吸収されるまえに便が体外に排出されるため下痢になるのです。痙攣性便秘は、便が大腸の中をスムーズに移動することが出来なくなっているため、腸内に便やガスが残ってしまい、悪臭を放つ腐敗ガスが出ることもあるでしょう。腹痛を伴う便秘や、下痢と便秘を繰り返す場合は、痙攣性便秘である可能性が高いと言えます。痙攣性便秘によって発生するガスを放置しておくと大腸がんになってしまう場合もあるので、適切な方法で痙攣性便秘の治療を行わなければなりません。
腸が痙攣を起こしたとき、男性は下痢が多く、女性は便秘の症状が現れやすいと言われます。ストレスを感じたときに、下痢や便秘の症状が起こる場合には、痙攣性便秘である可能性が高いと言えるでしょう。
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